一般的にプラスチックといえば石油を主原料として製造しますが、当社のプラスチックは綿やパルプ等、植物繊維素を主原料に製造されています。硝化綿を主原料とした「セルロイド」、酢酸綿を主原料とした「セルロース系アセテート」があります。
「セルロイド」はシートタイプ、「セルロース系アセテート」は、シートタイプとペレットタイプがあります。
当社では、「ダイセルミライズ」、「マツケリー」、当社独自の貼り合わせ加工技術によるラミネートシートを中心に取り扱っております。
1919年に大日本セルロイドとして創業し、日本で初めてセルロイドの製造に着手しました。
現在世界で唯一セルロイドを製造しているメーカーであり、日本を代表するプラスチックメーカーとして、革新的な素材の研究・開発を行っています。
イタリアの眼鏡用プラスチックメーカー。毎年約300色の新色を発表しており、その透き通るような発色の鮮やかさは特に高く評価されています。
繊維素系プラスチックのルーツで、自然なテイストと温かみのある色柄、また他の繊維素系プラスチックと比べて形状保持性が高いことも特長のひとつです。その美しさから、眼鏡フレーム、理美容用のクシ、ギターピック、楽器の部品、ペン軸等の材料として使用されています。
酢酸綿を主原料に製造する繊維素系プラスチックで、製法により大別して3種類のタイプがあります。
複数の製法が確立されたことでデザインや用途に応じたシートの選択が可能となり、利用の幅が大きく広がりました。また加工性が非常に良く、高いデザイン性を求められる眼鏡フレームやアクセサリーに使用されています。
湿式法と呼ばれるセルロイドと同様の方法で製造されます。職人の手により手作業で柄組が行われる為、他の製法では再現不可能な非常に複雑な色柄の再現が可能です。その特殊な製法により、他のシートと比べて製造期間は長くなります。
乾燥工程を簡略化することで、湿式ブロックシートと比べ製造期間の短縮・小ロット生産が可能となっています。乾式ブロックシートとも呼ばれ、4色までの色柄を再現することができます。
アセテートレジンを押し出して作られます。3種の製法の中で最も短い製造期間が特長です。単色はもちろん、多色押し出しによりレイヤーや種々の柄物シートがあります。ブロックシートと貼り合わせ、複雑な構成を持つタイプもあります。
ユニックス独自の貼り合わせ加工に加え、厚み落としや切削加工等も行っております。
小ロット対応やオリジナリティの表現等、より細やかなご要望にお応えいたします。
プラスチックシートを当社独自の加工技術で貼り合わせたユニックスオリジナル製品です。色彩の異なるシートを貼り合わせることで、お客様のご要望に沿った色彩豊かなシートをご提供いたします。セルロース系アセテート同士及びセルロイド同士の他、お客様持込品の貼り合わせ加工も可能です。サイズやロットも小さく、短納期でお客様のオリジナル製品を生産いたします。
また、厚み落とし加工や切削加工等も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
酢酸綿を主原料にした熱可塑性樹脂は透明性・耐衝撃性・耐油性に優れ、金属と組み合わせてもクラックが発生しにくい等の特長があります。ドライバーや工具の柄、オイルタンク等の機械部品に使用されています。
また、上記ペレットの他、ナイロン樹脂ペレット等も取り扱っています。強靭性、耐摩耗性、耐薬品性に優れエンジニアリング樹脂の中で最も多く使用されており、消音ギア、時計部品、ランプカバー、スキーブーツ等に使用されています。
縫える・裁断が容易・容易に接着可能・印刷OK・UV耐性あり、ゴムのようなしなやかな弾性に、プラスチックの様な強靭さを併せ持ち、さらに、オリジナルプリントや仕上げのカスタマイズも可能です。
家庭用/工作用ハサミやカッターから、パンチ、バンドソーやレーザーカットまで対応可能。
誰でも簡単に裁断できます。
家庭用ミシンでも縫うことができます。
他素材との縫い合わせも可能です。
推奨成型温度120〜140℃で加工できます。
成形により自由に形を変えられます。
キャンバス・プラスチック・木材・金属・布・不織布・紙・厚紙など相手材を選ばない互換性の高さを保有。可塑剤を含まないため、他材料と積層された場合でもレーザーカット可能。
様々な切削機械なども使えます。
高周波溶接、熱圧着加工も可能です。
